在宅医療

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在宅医療
内閣府が、60歳以上の人に、万一治る見込みがない病気になった場合、最期を迎えたい場所はどこかを聞いたところ、約半数(51.0%)の人が「自宅」次いで、「病院・介護療養型医療施設」が31.4%と答えています。その理由は、「自分らしくいられる」「住み慣れているから」などがあげられました。また、それを受け日本財団が「人生の最期の迎え方」に関する意識調査を実施しました。人生の最期をどこで迎えたいかを考える際に重視することについて、当事者は95.1%が「家族の負担にならないこと」である一方、子世代は85.7%が「(親が)家族等との十分な時間を過ごせること」と回答し、親子の考えにギャップがあることがわかりました。

トータルケアクリニックの訪問診療

旅行から戻ってきて、「やっぱり家が一番」と感じるときがあります。住み慣れた場所とは、誰にとっても一番落ち着ける場所です。
病気であっても、住み慣れた場所で過ごすことをあきらめないでください。当院の訪問診療は、独居の患者さまがとても多いのが特徴でもあります。
例え金銭的な都合、家族の介護環境が不十分であったとしても・・日本の福祉環境はとても整っております。地域には、介護の相談にのってくれるケアマネジャーさんもいます。私たちだけではなく、ご自宅に訪問してくれる看護師さんやヘルパーさんがいます。薬を配達してくれる薬局もあります。私たちは、病院や地域と連携をして「住み慣れた場所で自分らしく幸せに暮らしたい」そんな思いを総合診療医、在宅療養専門医として支えます。「自分らしく、幸せに生きること」は、普遍的な人として誰もが追及する永遠のテーマです。人それぞれ、十人十色、価値観も違い、考え方も異なります。トータルケアクリニックの在宅医療において、私たちは自分たちの価値観や考え方を押し付けることは決してしません。患者さまと向き合い、寄り添うことで、患者さまに納得した医療を受けていただくことが患者さまの幸せであり、私たちの幸せにつながると考えております。訪問時に、患者さまから笑顔で迎えられたときに私たちは「しあわせ」を感じます。患者さまから、笑顔で迎えて頂けるような医療を行いたいと思います。

末期がんなどの終末期症例で余命が長くない場合、病院を退院して「最期の時だけは家に帰りたい」と望まれる患者様やご家族様がいらしたら、ご依頼の当日または翌日に初回往診に対応いたします。安心して自宅で過ごせるように、連携の手配も致します。

がんの緩和ケアを望む方
終末期・看取りを希望する方
通院が大変、外来の待ち時間が長くてつらい・・
生活習慣病(糖尿病、高血圧症、高脂血症)等の疾患があるが、通院が出来ない
認知症の方
服薬管理が難しい方
独居なので、安否確認をしてくれる人がいない方
退院後のご自宅での療養が不安な方
医療器具の管理が必要な方(胃ろう 中心静脈栄養 在宅酸素 人工呼吸器管理 尿道カテーテル等)
主治医意見書が必要な方

ひとりでの通院が困難であれば
どなたでも在宅医療の対象となります。

医師が、定期的に(月に2回~)ご自宅や施設に伺って診察や薬の処方を行います。必要に応じ、処置や検査を行います。
緊急時は、休日夜間問わず24時間365日患者様の状態に応じて、指示・緊急往診・緊急搬送を判断し対応をさせて頂きます。
緊急搬送が必要な場合には、速やかに 搬送先の病院に診療情報を提供致します。

ひとりでの通院が困難であれば
緊急時入院病床も設置しています。

※緊急時入院病床とは

緊急で、入院が必要となった場合でも病態や社会情勢等で受入病院が決まらない場合があります。その場合は、当院で緊急受け入れを行います。

入院先が決まるまでの、患者さまの負担をなくすために整備した病床です。

トータルケアクリニックには、医療連携職やケアマネジャー、訪問看護師もおります。
一丸となって、病院や地域と連携をして「医療と介護」で支えます。

がんや難病により、塩分制限や利尿薬などによる治療でも改善しない難治性腹水症の患者さんには、CART(腹水ろ過濃縮再静注法)を外来にて行っています。

CART(Cell-free and Concentrated Ascites Reinfusion Therapy)とは、腹水濾過濃縮再静注法の略です。

従来の腹水穿刺との違いは、腹水を腹腔からぬくだけではなく、身体に有害な細菌やがん細胞を取り除き、身体に必要なアルブミンなどが濃縮された腹水を体へ戻す方法です。全身・栄養状態の改善により、QOL(Quality of Life)が向上します。

おなかの圧迫が軽減されます
自覚的苦痛が軽減されます
未知の病原体に感染する可能性がありません。

CARTについて詳しく知りたい方は、 http://www.cart-info.jp にアクセスしてください。

がんや難病により

住み慣れた場所で行うことができる医療

住み慣れた場所で行うことができる医療
■がんによる痛みの緩和 CARTによる腹水穿刺

トータルケアクリニックでは、がんと診断された方でもすぐに在宅医療ということではなく、患者さまの状態により外来からの受診も可能です

■入院治療、精密検査が必要な場合は、ご本人・ご家族の希望に応じた病院と連携し支えます。

■可能な検査: 各種血液検査、尿検査、心電図、エコー検査

■可能な処置: 点滴、持続皮下注射、褥瘡処置、ストマケア、がん等による疼痛緩和ケア、在宅酸素療法、
在宅人工呼吸器、胃瘻栄養、経鼻経管栄養、在宅中心静脈栄養、膀胱留置カテーテルなど

■インフルエンザやコロナワクチンなどの予防注射 江戸川区長寿検診などの検診

■お看取り

事前にご家族さまへ病状の説明を行い、ご意向を確認させていただきます。お看取りについてご同意を得られた時点で、当院にてお看取り体制を整えます。急変時の対応として、入院と在宅で最期までという選択が出来るようにどちらにも柔軟に対応いたします。

費用

費用については皆様が気にされるところだと思います。詳細は個別に、在宅医療の開始前にきちんとご説明いたします。納得頂いた上で診療を開始いたします。
ご不安なことがありましたら、何なりとお申し出ください。
各種健康保険・介護保険が適用となります
在宅医療・介護サービスの費用は、大部分が厚生労働省の定めた報酬基準により定められています。

一ヶ月あたりの診療費の自己負担の目安

例 ご自宅で療養されている後期高齢者の方の場合
約7500円程度/月(1割負担/月2回の訪問診療・処方箋の発行を受けた場合)
※初診月は上記と異なります。
※検査や処置、電話相談(電話再診)、往診などを行う場合、別途費用が加算されます。
※薬は院外処方となりますので、薬剤費は別途必要です(通院の場合と同様)。
※介護保険をご利用の方は別途、居宅療養管理指導費がかかります。
※診療費用等は、厚生労働省の医療費等の改定に伴い、変更になる場合があります。
※別途交通費 100円/回

一ヶ月あたりの診療費の自己負担の目安

在宅医療の場合、医療保険の種類や所得に応じた自己負担割合、各種公費負担制度、及び重症度や診療体制によって変動がありますが自己負担を軽減するしくみとして、各種医療費の助成制度に対応しています。
高額療養費制度 難病医療費助成制度 重度心身障害者医療費助成制度 生活保護制度等

自己負担額には上限があります(高額療養費制度による)
高額療養費制度について
高額療養費制度とは医療機関や薬局の窓口で払った額が、ひと月で上限額を超えた場合に、その超えた金額を支給する制度です。
制度を利用するには、加入する公的医療保険(健康保険組合、協会けんぽ、各自治体の国民健康保険など)に問い合わせて申請する必要があります。

公費負担や福祉を受けている方は、医療費は公費でまかなわれます。

各種お問い合わせ

  • トータルケアクリニック

    トータルケアクリニック

    TEL:03-5612-5188

    FAX:03-5693-5188

  • 訪問看護ステーションゆい

    訪問看護ステーションゆい

    TEL:03-3672-5188

    FAX:03-3658-5188

  • ケアプランゆい

    ケアプランゆい

    TEL:03-3671-5188

    FAX:03-3658-5188

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