トータルケアクリニック 院長
KOJI YOKOTA
日本在宅医学会認定専門医
日本緩和医療学会所属医
日本プライマリケア連合学会認定専門医
日本認知症予防学会所属 認知症サポート医
江戸川区介護認定審査委員
総合診療を行ったきっかけ
私は、幼いときに、癌で父を亡くしました。父は、京都大学原爆研究調査班で広島に入り被爆しました。
がん診療に携わった後、地域医療に献身的に従事しましたが、40歳の若さでこの世を去りました。
若くして亡くなった父の想い、女手ひとつで育あげてくれた母の想いを胸に、私は、琉球大学医学部を卒業することができました。
私自身も被爆2世でもあり、その後、広島大学関連の、原爆被爆者の健康管理業務に携わっていました。
老齢化した被爆者の方々は、癌をはじめとして、糖尿病、高血圧、老齢による整形外科疾患、脳血管疾患等様々な疾患に悩まされていました。
私が医師になった当時は、まだ総合診療、家庭医療、は浸透してなく、医療が専門的に細分化されていました。
現在では、在宅医療、総合診療、介護サービスが浸透してきましたが、当時は、介護保険も制度化されていない状況でした。
健康問題に関して、複数の診療科を受診され、多数の薬の管理に悩まされておられる方が、多くおられました。
総合診療に必要な複数の専門科に従事し、多くの経験を積んだ後、1998年に縁あって、江戸川区小岩で、総合診療医として、在宅診療、外来診療を始めました。
診療所開設後、四半世紀以上を経過した現在、地域医療として数万人の地域の方々とのかかわりを持たせていただきましたことを感謝しております。
私は、癌の緩和ケア医、在宅医療専門医、プライマリ・ケア専門医、認知症専門医として、総合診療、家庭医療、緩和ケア、認知症に取り組んでいます。
総合診療の延長線上には、臓器別専門医療がありますが、総合診療の観点では、多くの方は、プライマリ・ケア、家庭医療で診ていけると考えています。
総合診療、家庭医療とは、日常的な、健康問題を臓器別でなく、総合的に、診療する医療が、総合診療であり、家庭医療です。
日常的に起こる症状全般に対応するだけでなく、体調の急変などに幅広く対処します。
しかし、救急医対応や、在宅医療では難しい場合があります。命に係わる変化に際して、在宅から入院への移行を考えなければいけない場合があります。
患者さん、ご家族が、救急救命を希望されておらえる場合、あるいは、高度の専門的治療を希望されている場合、専門の病院と連携をとり入院対応を行う事が適切な場合があります。そのためにも地域の病院との緊密な連携が必要と考えています。
総合診療として外来診療、家庭医療を行いながら、地域に目指す地域に根差した医療が必要と考えています。
あらゆる患者さんの多様性に富んだ価値観に寄り添うことが必要で、地域医療機関と連携して、穏やかな在宅療養を支援できるように、総合診療専門医、在宅医療専門医、として、地域包括医療に誠心誠意尽くしていく所存です。
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